ロシア産イクラ、つぶ貝提供 回転ずし店も戦々恐々

「スシロー」で提供されるロシア産のつぶ貝(フード&ライフカンパニーズ提供)
「スシロー」で提供されるロシア産のつぶ貝(フード&ライフカンパニーズ提供)

ロシアによるウクライナ侵攻を受け、飲食業界にも不安が広がっている。日本におけるロシアからの輸入品は、液化天然ガス(LNG)や非鉄金属などが多いが、食料品も全体の9・3%(令和3年分の財務省貿易統計、金額ベース)を占めるからだ。なかでも魚介類が食料品の96%を占めるため、回転ずしなど生鮮食品を扱う店への影響が指摘されている。

回転ずし店で根強い人気のあるイクラの軍艦巻きでは、2大チェーンの「スシロー」「くら寿司」でロシア産が多く採用されている。2社とも仕入れ先とは長期契約を結んでおり、冷凍した在庫もあるため「値上げや、すぐに品切れすることはない」とするが、「ロシアからの輸入が滞れば、米国産などに切り替えたとしても仕入れ値が上がる可能性は否定できない」と口をそろえる。

影響はイクラにとどまらない。ロシア産の魚介類を使ったメニューでは2社ともつぶ貝があり、スシローではタラコの提供もある。原油や小麦の高騰もコスト増につながっており、利用しやすい手頃な価格を売りにしている回転ずしにとって、深刻化するウクライナ情勢が頭を悩ませる問題となっている。

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