フィンランド政府は2月28日、ロシアが侵攻したウクライナにライフル銃などの武器を供与すると表明した。ロイター通信が報じた。スウェーデンも既に対戦車砲などの供与を決定。イタリアとノルウェー、カナダも28日、武器供与の方針を表明した。
北大西洋条約機構(NATO)非加盟で伝統的に中立を守ってきたフィンランドとスウェーデンも、NATO加盟の欧米諸国と同様にウクライナ支援を鮮明にした。
ロイターによると、ノルウェーは紛争が起きているNATO非加盟国に武器を供与しないという従来の原則を転換した。
カナダのトルドー首相は記者会見で、対戦車兵器などをウクライナに供与すると明らかにした上で、ロシアからの原油輸入を全面禁止する意向を表明。「無益な戦争をすぐにやめるべきだ。代償が厳しくなるだけだ」と警告した。(共同)