日本語教育の充実を目指し岩手、秋田、山形3県の国公立大学など7団体でつくる「なか東北連携」が28日、発足した。技能実習生など外国人労働者の増加が見込まれる中、受け入れ体制の構築を見据えた整備。「県を越えた連携は全国的に珍しい」としている。
この日は、参加する岩手大、国際教養大(秋田市)、山形大、各県内の国際交流協会とNPO法人が協定を締結。これまで地域での日本語教育はボランティアに依存しがちだったが、力を合わせて課題解決に取り組む。
3大学の講師を中心に、オンラインと対面を組み合わせたカリキュラムを組む。日常生活に必要な日本語教育を提供できる専門人材の育成が最大の目的で、受講者同士の人脈づくりも担う。