林外相が日本の追加制裁説明 G7会合

林芳正外相(杉本康士撮影)
林芳正外相(杉本康士撮影)

先進7カ国(G7)の外相会合が日本時間の27日深夜から28日未明にかけてオンラインで開催され、林芳正外相が出席した。外務省の発表によると、会合ではロシアによるウクライナ侵略を改めて強く非難し、対露制裁を含む今後の対応やウクライナや周辺国への支援について緊密に連携していくことで一致した。

会合で林氏は、国際決済ネットワーク「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの一部金融機関を排除する措置への支持を表明した。また、プーチン大統領を含むロシア政府関係者の資産凍結など日本の追加制裁や、ウクライナへの1億ドル(約115億円)の緊急人道支援について説明し、他のメンバー国から強い歓迎の意が示された。

会合の後半にはウクライナのクレバ外相も参加、支援への謝意を表明して現在の情勢を説明。G7側は、ウクライナの主権と領土一体性への確固たる支持と、ウクライナ政府と国民への連帯を改めて伝達した。

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