財務省と金融庁、日銀は28日、ロシアのウクライナ侵攻が金融市場に及ぼす影響を協議する幹部会合を財務省内で開いた。財務省の神田真人財務官は会合後、「市場の安定は極めて重要。必要に応じて、政府・日銀が一体となって、海外当局とも連携して対応していく」と強調した。
3者会合の実施は令和3年1月7日以来、1年1カ月ぶり。会合には神田氏に加え、金融庁の中島淳一長官、日銀の内田真一理事らが参加した。
ロシアの一部銀行を国際決済ネットワーク「国際銀行間通信協会(SWIFT)」から排除する追加制裁についても意見交換し、神田氏は「実効性のある内容になるように調整している」と述べた。