ドイツのショルツ首相は27日、連邦議会(下院)で演説し、ロシア軍のウクライナ侵攻を受けて防衛費の増額を表明した。国内総生産(GDP)比2%超に増やして北大西洋条約機構(NATO)加盟国の目標を達成するとし、今年の予算から1千億ユーロ(約13兆円)を軍事部門に投資する考えも示した。防衛費をめぐる大幅な方針転換となる。
ロイター通信などが報じた。ドイツはこれまでNATOの目標を達成しておらず、米国などから批判を受けていた。
ショルツ氏は演説で、欧州の平和を守るために軍の装備強化に努めると訴えた。(共同)