楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は27日、ロシアの侵攻を受けているウクライナを支援するため、ウクライナ政府に10億円を寄付する方針を明らかにした。三木谷氏はツイッターに「家族と相談し、寄付することにしました」と投稿した。同社広報によると、ウクライナ大使館を通じ、個人寄付する。
三木谷氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領に宛てた英文の文書も公開。2019年初夏に首都キエフで同大統領と面会したことに触れ、「このいわれのない攻撃に対し、勇敢に抵抗する姿を見て、日本でできることはないかと考えた」と説明。寄付金は「被害に遭われているウクライナの人々を助けるための人道的活動に使ってもらう」としている。
楽天グループでは、運営する無料通話アプリのサービスに携わるスタッフがウクライナにいる。ロシア軍の攻撃を受けた南部オデッサ州にも事業拠点がある。