ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する集会が27日、名古屋市の繁華街・栄で開かれた。市内に住むウクライナ人を含む約200人が集まり、「戦争をやめろ」「ウクライナに平和を」などと書かれたパネルを手に、1時間にわたって声を上げた。
ウクライナ西部出身の英語教師タチアナ・スミホフスカさん(28)は「現地に住む家族にまた会えるのか本当に分からない。日本の人たちにもウクライナの現状をもっと知ってもらいたい」と涙ながらに訴えた。
主催した愛知県平和委員会青年・学生部の池田幹人さん(32)は「予想以上の参加者で、『侵攻はおかしい』『声を上げないといけない』という思いが人々の心の中にあると気づいた。戦争反対の輪を広げ、ロシアを追い詰めたい」と話した。