新型コロナウイルスのオミクロン株による感染拡大が高水準で続いていることから、山梨県は24日、県民や事業者らに対して、新たな「感染防止協力要請」を出した。27日を期限としていた臨時特別要請を今回の新しい要請に統合し、期限も3月末までとほぼ1カ月延長する。
新要請では、3回目のワクチン接種の拡大を強調。企業や保育所、学校などに対し、早期の3回目接種を従業員らに、勧奨することも盛り込んだ。さらに学校で陽性者が出た場合、即時にその学級を閉鎖し、クラス全員にPCR検査を実施して、感染の広がりを抑制する「新山梨方式」の準備が整ったとして、来週以降、本格的に取り組むことへの協力を求めた。
24日の臨時記者会見で、長崎幸太郎知事は、「オミクロンの感染の減少トレンドを確固たるものにするために、もう一息の協力が必要だ」と、理解を求めた。