36人分の入試答案自宅に隠す 容疑で佐賀学園高元講師を逮捕

佐賀学園高(佐賀市)の入学試験の答案36人分を隠したとして、佐賀県警佐賀北署は24日、偽計業務妨害容疑で、佐賀県小城市牛津町乙柳、同校元講師の浜口達容疑者(29)を再逮捕した。校内でUSBメモリーを盗んだとして窃盗容疑で2日に逮捕され、8日に懲戒解雇されていた。

再逮捕容疑は1月20~21日ごろ、同校から36人分の国語答案を持ち出して自宅に隠し、業務を妨害したとしている。採点前の答案紛失が、入試翌日の21日に発覚。同校は、他科目の点数や中学の評定から国語の推定点を算出し、合否を判定した。

同校によると、浜口容疑者は昨年4月に国語の教員として採用され、入試では採点を担当していた。福地昌平校長は「校長としての責任は重い。的確に採点できず申し訳ない」とコメントした。

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