トヨタ社長、満額回答方針 賃金交渉初回で異例発言

オンラインで記者会見する全トヨタ労働組合連合会の坂神孝明副事務局長=23日午後
オンラインで記者会見する全トヨタ労働組合連合会の坂神孝明副事務局長=23日午後

トヨタ自動車は23日、令和4年春闘の第1回労使協議会を愛知県豊田市の本社で開いた。労組側によると、豊田章男社長は「賃金、賞与について会社と組合の間に認識の相違がない」と語り、事実上、賃上げや年間一時金(ボーナス)の要求に満額回答する方針を表明した。初回で賃金交渉を実質的に決着させる社長発言は異例となる。

オンラインで記者会見した全トヨタ労働組合連合会によると、豊田社長は労使について「年間を通じて経営課題や職場課題の理解を深める関係に変わってきた」と指摘。従業員が新型コロナウイルス禍や半導体不足への対応に奔走したとし「1年間の頑張りにしっかり報いたい」と述べた。

賃金に関する発言は異例だとした上で「このことが働く仲間にとって良い風になることを期待したい」とも強調した。

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