グテレス国連事務総長がロシアを批判 親露派2地域「独立」承認で

グテレス事務総長(ロイター)
グテレス事務総長(ロイター)

【ニューヨーク=平田雄介】国連のグテレス事務総長は21日、ウクライナ東部の親露派武装勢力が支配する地域「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」(ともに自称)の独立を承認したロシアの決定は「ウクライナの主権と領土の保全を侵害している」と批判し、重大な懸念を表明した。ドゥジャリク報道官を通じて声明を出した。

グテレス氏は声明で「国連は、国際的に承認された国境内でのウクライナの主権、独立、領土の保全を全面的に支持する」と表明。ロシアの決定は、武力による威嚇はいかなる国の領土保全に対しても慎まなければいけない-と定める「国連憲章の原則と矛盾する」と明記した。

さらに全ての当事者に対し、敵対行為の即時停止、民間人と民間インフラの保護と確保、緊張をエスカレートさせるような言動の防止を促した。2015年にウクライナ東部紛争の停戦について定めた「ミンスク合意」に沿って平和的に紛争を解決するよう求めた。

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