「現金奪ってない」と否認 広島の強盗殺人、初公判

広島地裁=広島市中区
広島地裁=広島市中区

平成31年2月、広島市中区の住宅で無職の植松一広さん=当時(86)=を殺害し現金を奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われた無職の冨田幸誠被告(37)の裁判員裁判初公判が21日、広島地裁(杉本正則裁判長)で開かれた。弁護側は「捕まりたくないという思い」による事後強盗に当たると主張し、現金は奪っていないと起訴内容を否認した。

起訴状によると、冨田被告は31年2月19日夜から20日未明、植松さん宅に侵入し、植松さんの首や腹を刃物で刺して殺害。現金約2万6千円と、植松さんの妻の財布を奪ったとしている。

検察側は冒頭陳述で「殺意も強く、経緯にくむべき事情がない」と指摘した。 広島県警は冨田被告を指名手配。同27日に大津市内で自転車に乗っていたところを発見、逮捕された。

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