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新書 『数字中国(デジタル・チャイナ)コロナ後の「新経済」』

中国政府のデジタル戦略を、中国・対外経済貿易大(国家重点大学)教授の著者が説く。世界が注目するデジタル人民元の今後も展望。新興国を中心に勢力を強め、米ドル、ユーロとの三極通貨体制ができる可能性を指摘している。

日本企業が国内で商品化していない最新技術を中国市場に投入した例も紹介。背景に「デジタルリテラシーが比較的高く、イノベーション上の失敗に寛容」な中国の特質があるという。

オンライン医療やモバイル決済をはじめ、著者の体験から浮かび上がるデジタル社会の実像が興味深い。(西村友作著/中公新書ラクレ・990円)

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