北京五輪フィギュアエキシビで羽生が感謝の舞 今後は未定とも

羽生結弦のエキシビションの演技=20日、首都体育館(桐原正道撮影)
羽生結弦のエキシビションの演技=20日、首都体育館(桐原正道撮影)

【北京=久保まりな】北京冬季五輪フィギュアスケートの上位選手によるエキシビションが20日、首都体育館で行われ、男子で4位だった羽生結弦(ANA)は、松任谷由実さんの「春よ、来い」を情感たっぷりに舞った。終了後は、3月の世界選手権(フランス・モンペリエ)出場が未定であることなどを明らかにした。

厳しい寒さが続く北京に、一足早い春を届けた。エキシビションで羽生が滑ったのは「春よ、来い」。銀盤にピンク色の花びらが映し出される中、しっとりとしたピアノの旋律に合わせ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をきれいに着氷。上体をそらせるイナバウアーや、華麗なスピンを交え、情感豊かに舞った。「全ての幸せを演技に込め、自分のスケート人生のいろんなものも込めて、表現できたんじゃないかな」。約3分15秒の滑りに、感謝を詰め込んだ。

ショートプログラム(SP)では、氷の穴にはまる不運に見舞われた。フリーでは前人未到の4回転半に挑んだ。五輪3連覇がかなわなかった北京で、確かな挑戦の軌跡を残した。

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3月の世界選手権に出場するかは未定で「総合的に判断して決めたい」と語った。フリー前日の練習で痛めた右足首の状態は芳しくなく、「足首はちゃんと休ませてあげたい」という。今後については「羽生結弦のスケートというものを、もっともっと納得できるような形にしていきたい。アイスショーなのか、競技なのか、フィールドは問わない」と、現役続行についても明言しなかった。3度目の五輪を「やり切った」と振り返る羽生は、どんな道を歩むのか。

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