ヤマト集配所殺傷で男控訴、懲役27年判決に不服

神戸地裁=神戸市中央区
神戸地裁=神戸市中央区

神戸市北区のヤマト運輸集配所で令和2年、同僚の男女2人を包丁で襲い死傷させたとして殺人や殺人未遂などの罪に問われた同社の元パート従業員、筧真一被告(47)は18日までに、懲役27年とした1審神戸地裁判決を不服として控訴した。

判決によると、令和2年10月6日、集配所の敷地内で、いずれも同僚でパート従業員の広野真由美さん=当時(47)=を包丁で刺して殺害し、大崎恭史さん(61)も殺害しようとして左手に軽傷を負わせた。

被告は事件前日に荷物の扱いをめぐる大崎さんとのトラブルで会社から退職を促され、被害者2人のせいで解雇されたと怒りを募らせるなどした。

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