近江人巡り

湖南広域消防の片山直広さん 「Qカード」考案

「Qカード」を考案した湖南広域消防局北消防署の片山直広さん
「Qカード」を考案した湖南広域消防局北消防署の片山直広さん

救急救命士に求められる能力の一つ「病態把握能力」をゲーム感覚で向上させるための教材「Qカード」を考案した湖南広域消防局北消防署の片山直広さん(38)=大津市。「勉強は教科書でやっていましたが、これがとにかく面白くない。遊びの要素を取り入れ、ゲーム感覚で身に付けられるようにと考えたのがQカードです」と考案の意図を説明する。

Qカードを簡単に説明すると、プレーは対戦形式で、2~8人程度で実施する。各60枚ある「症状」「検査所見」「既往歴・リスク」「次に起こること」「観察・処置」の5種類のカードを使い、配られた手札から、病名もしくは病態に関連のあるカードを組み合わせ、参加者に説明した上で順に提出していく。説明が不十分だったり、間違っていたら手放すことができない。最も早く手札がなくなった参加者が勝ちとなる(詳細はQRコードで)。

「例えば嘔吐。脳疾患も循環器疾患も消化器疾患も考えられる。これらを整理することで知識が構図化されるので、病態把握に必要な能力をゲーム感覚で養うことができます」

対象は、救急救命士、救急隊員、これから救急救命士を目指す人など。一般的なカードゲームではないが、知識向上を目指す人は楽しめそうだ。(野瀬吉信)

Qカードは市販されており、「ぱーそん書房」から2月1日発売。3850円(税込み)。

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