内密出産の子供の戸籍 熊本市が職権記載へ

慈恵病院との協議で、あいさつする熊本市の大西一史市長=18日午後、熊本市
慈恵病院との協議で、あいさつする熊本市の大西一史市長=18日午後、熊本市

熊本市の慈恵病院が導入した事実上の「内密出産制度」で、利用を望む10代女性が出産した子供の処遇や戸籍の取り扱いに関し、市と病院は18日、協議の結果、出生届を出さず、熊本市の区長による職権で戸籍記載の手続きに入ることで一致した。

大西一史市長は9日、内密出産を実施しないよう求めてきた方針を改め、母子支援の在り方を協議する場を設けると表明。子供の戸籍をめぐっては、熊本地方法務局が10日、出生届を提出しなくても、市区町村長の職権で戸籍の記載ができるとの方法を示し、市が対応を進めている。

10代女性は昨年12月に出産。女性の意向を踏まえ、病院は母親の名前を伏せて出生届を市に代理提出する方向で動いていた。法務局が、代理提出が刑法に抵触するかどうかは捜査機関の個別判断になるとの見解を示し病院は方針転換した。

会員限定記事会員サービス詳細