ピーチが1億円に減資 コロナ禍直撃で財務改善

格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは18日、資本金を現在の75億円から1億円に減資すると発表した。新型コロナウイルス禍で旅客数が減少するなど厳しい経営が続いており、減資により財務体質の改善を図る。

税法上、中小企業の扱いになるため税金を減らす効果も見込める。減資は3月30日に実施。74億円あった資本準備金もゼロとし、累積損失の解消を目指す。

ピーチの令和3年3月期決算(単体)は、純損益が会社設立以来最大となる295億円の赤字(前期は94億円の赤字)だった。4年3月期の業績予想は公表していない。

ピーチは平成23年設立で、関西空港や中部空港などを拠点に就航している。非上場で、ANAホールディングスが77・9%を出資している。従業員数は約1800人。

運輸業の多くは新型コロナ禍に伴う出張や旅行控えの影響で厳しい経営環境にある。コロナ禍の減資を巡ってはスカイマークや旅行大手のJTB、日本旅行などが実施している。

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