東日本高速道路は18日、陥没事故でストップしていた東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル掘削を25日以降、再開すると明らかにした。再発防止策の住民説明会が終わり、現場作業の準備が整ったとして、まず東京都練馬区で着手する。陥没が起きた東京都調布市の再開時期は決まっていない。
当面は住宅のないエリアで実施し、施工方法の見直しや管理体制の強化など再発防止策の実効性を確認する。
外環道は都心から約15キロの地点を環状に結ぶ。関越自動車道と東名高速道路をつなぐ都内区間が未開通。深さ40メートル以上の「大深度地下」でトンネルを掘っていたが、陥没を受けて令和2年10月から工事が中断している。