近江人巡り

ヤマト運輸の関ひろ子さん 初期消火で被害最小限に

初期消火従事者等の防災功労表彰(感謝状)を受けた関ひろ子さん
初期消火従事者等の防災功労表彰(感謝状)を受けた関ひろ子さん

「行動が際立っていました。現場では初期消火を実施し、119番通報。さらに近隣住民に対して避難呼びかけ。被害を最小限に食い止めていただいた」

説明してくれた湖南広域消防局北消防署員の言葉がすべてを物語っている。

初期消火従事者等の防災功労表彰(感謝状)を同消防署の今井均署長から受けたヤマト運輸守山三宅センターのパート社員、関ひろ子さん(50)=守山市。「(当時は)怖くって、かなり慌てていました」と当時を振り返る。

火事は今年1月6日午後4時20分ごろ、守山市小浜町の民家で発生した。

荷物を配達中の関さんが「誰か助けて」という高齢女性の大きな声に気付き、現場に駆け付けると、ストーブの前面から天井近くまで炎があがっていた。すぐに軒下に干してあったタオル2、3枚で叩いて炎を抑え、119番通報した。さらに、「人命が大切です」という電話口の消防署員の指示に従って近隣住民宅のチャイムを押すなどして「火事です」と避難を呼びかけた。その後、消防隊員によって火は床などを焼いただけで消し止められた。

「後日、おばあさんと会い、元気そうだったのが一番うれしかった。顔見知りだったので何よりです」

人柄を感じる。(野瀬吉信)

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