井崎脩五郎のおもしろ競馬学

「ダ」の字のある馬は全敗、フェブラリーSのジンクス破りなるか

あれっ⁉ ワンダーリーデルの名前がない。

フェブラリーSの登録馬の中に、ワンダーリーデルの名前がないのだ。

どうしたのだろうと思い、最新の競馬四季報にあたってみたら、ワンダーリーデルは昨年11月13日の武蔵野Sで7着に敗れた4日後、11月17日をもって滋賀県で乗馬に転用とあった。

じつはワンダーリーデルは、ここ3年連続してフェブラリーSに出走していた。そして年ごとに単勝支持率が上がり、着順も上がってきていた。

単勝オッズ 着順 年齢

2019年 429.0倍 9着 6歳

20年 28.0倍 4着 7歳

21年 19.3倍 3着 8歳

ワンダーリーデルは500キロを優に超す大柄な牡馬で、2歳でデビューした後これまで38戦、GⅢの武蔵野Sの優勝(19年)を含めて7勝を挙げていた。

そしてフェブラリーSにおいても、9→4→3着と着順が良くなっていたので、もしかしたらこの馬が、フェブラリーSの強力なジンクスを破るのではないかといわれていたのである。

そのジンクスとは、フェブラリーSはダート戦なのに、ダートの〝ダ〟の字を名前に持っている馬が一度も勝ったことがない-というもの。フェブラリーSは1984年、フェブラリーハンデキャップという名で重賞としてのスタートを切っているのだが、その1984年までさかのぼってみても、名前にダの字がある馬は、【0・4・6・28】と全敗に終わっている。

今回、ワンダーリーデルに代わって、ジンクス破りの旗を持つことになったのは、この4頭。

ソダシ (牝4歳)

ソリストサンダー (牡7歳)

ダイワキャグニー (騸(せん)8歳)

テイエムサウスダン(牡5歳)

今回のように2カ月以上のレース間隔をとったレースでソダシは、桜花賞1着、札幌記念1着と負けたことがなく、ジンクス破りが大いにありうる。はたして。(競馬コラムニスト)

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