18日に行われた北京冬季五輪のフリースタイルスキー男子スキークロスで、須貝龍(クレブ)と古野慧(さとし、USEN―NEXTグループ)はともに1回戦で敗退した。
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数センチの差で涙をのんだ。フリースタイルスキー男子スキークロス決勝1回戦。終始3番手で追走した須貝は、ゴール直前で2位の選手と肩を並べたが、わずかに及ばず敗退となった。「写真判定で勝てる自信があった。悔しい」とうつむいた。
1人ずつ滑ってタイムを競う予選では3位。メダル獲得へ、「予選が良かったのはいったん置いておいて、1戦1戦勝ち上がることだけ考えた」と目の前のレースに集中していたが、スタートでミスが出てスピードに乗り切れなかったのが最後まで響いた。
もともとアルペンスキーに取り組み、前回平昌五輪後にスキークロスに転向した。初めての五輪を戦い抜き、「この舞台で挑戦できたのは僕にとってプラスだった。4年後、もう一度メダルに向けてチャレンジしたい」と力強く語った。(小川寛太)
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男子スキークロス1回戦 手を伸ばしてゴールする須貝龍(中央右)。オーストリアのトリスタン・タカツ(同左)に僅差で敗れた=張家口(共同)