新幹線通勤の定期代補助 滋賀・米原市

滋賀県米原市は18日までに、新幹線で通勤する市民の定期代を補助する事業に令和4年度から乗り出す方針を決めた。同年度以降に市外から転入する40歳未満の新幹線通勤者らを対象とする。都市部の若年世帯の移住を促す狙い。市によると、新幹線通勤の補助制度は「近畿の自治体では初めて」としている。

ひかりやこだまの1カ月の定期代から、勤務先が支給する通勤手当を差し引いた分の半額(月額上限2万円)を最長2年間、補助。市外から転入する5年以上の定住者を想定し、通勤者が40歳以上でも配偶者が40歳未満なら補助の対象とする。一方で賃貸住宅の居住者は原則対象外とする。

4年度は10人程度の利用を見込む。4年度当初予算案に関連費372万円を計上し、3月議会に提案する。制度は6年度までの3年間とする。

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