松山バレエ団総出演、新「白鳥の湖」 26、27日、東京文化会館で

バレリーナの森下洋子さん(飯田英男撮影)
バレリーナの森下洋子さん(飯田英男撮影)

世界的プリマバレリーナの森下洋子さんが団長を務める松山バレエ団総出演で新「白鳥の湖」が今月26、27日、東京文化会館で上演される。

同バレエ団の新「白鳥の湖」は、森下さんの公私に渡るパートナーで同バレエ団総代表でもある清水哲太郎さんが平成6年に独自の視点で作り直し、磨き上げてきた。

物語や登場人物が細かく設定されているのも特長だ。魔王ロットバルトから白鳥に姿を変えられた皇女、オデットと神聖ローマ帝国皇太子(後に皇帝)、ジークフリードの愛の物語であるだけでなく、2人で死を賭して魔王を滅ぼすという不屈の精神も表現している。

同バレエ団団長の森下さんは新「白鳥の湖」について、「どんなに絶望的な状況でも決して屈せず、手を取り合って美しい未来を切り開いていく白鳥たちの凛(りん)と澄んだ魂の輝きを描いている作品です」と説明する。

また森下さんは昨年、舞踊歴70年の節目の年を迎えたが、「白鳥の湖」全幕を初めて主演した昭和39年以来、これまで1千回以上踊ってきた作品という。

「今も稽古のたびに新しい音が聞こえ、新しい発見があります。バレエには終わりがない、そこがバレエの素晴らしさです。コロナウイルス感染拡大の折ですが、この公演を通じて、澄んだ希望と、前に進む勇気をお届けできればと思います」(森下さん)

問い合わせは松山バレエ団公演事務局、03・3408・7939。

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