防衛省は17日、ロシア海軍のミサイル護衛哨戒艇など9隻が16日に北海道の宗谷岬を日本海へ進むのを確認したと発表した。
16日午後10時ごろ、宗谷岬の北北東約60キロの海域でロシア海軍「タランタルⅢ級ミサイル護衛哨戒艇」6隻、「オホーツク級航洋曳船」1隻、「ペラ級航洋曳船」1隻、「トプリボⅢ級油船」1隻の計9隻を確認した。9隻は南西へ進み、宗谷海峡を抜けて日本海へ進んだ。海上自衛隊の哨戒機P3Cが警戒監視を行った。
また、同日午後2時ごろには宮古島(沖縄県)の東南東約200キロの海域で中国海軍「ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦」1隻が南西へ進むのを確認した。艦艇は沖縄本島と宮古島の間を北西へ進み、東シナ海へ抜けた。この艦艇は14日にも同海域を南下して太平洋へ抜けていた。海自のP3Cと補給艦「とわだ」が監視に当たった。