大阪府内公立高、特別選抜入試 2923人挑む

府内公立高校の令和4年度入試の本格的なスタートとなる特別選抜が17日、21校で行われ、2923人が学力検査に臨んだ。新型コロナウイルスに感染するなどし、46人の出願者が欠席した。18日に実技検査や面接があり合格発表は28日。

特別選抜は実技検査のある専門学科などが対象で、総募集人員3127人に対し2969人が出願。平均倍率は0・95倍となっていた。感染対策として、各校は手指の消毒や定期的な換気などを実施。濃厚接触者でも無症状の場合は別室受験を可能としたほか、陽性で受けられなかった受験生らの救済策として、追試験も3月19日に設定された。

この日はほかに、海外から帰国した生徒や日本語指導が必要な生徒らを対象にした選抜試験も行われた。

出題の狙い

特別選抜では、中学校卒業までに習得する基礎的な学力の評価に主眼を置きつつ、思考力、判断力、表現力を問う問題が出された。国数英は基礎的なA問題と標準的なB問題の2種類を用意。各教科の特色と狙いは次の通り。

【国語】A問題では江戸時代の随筆などを題材に、内容を正確に読み取る力を問うた。B問題では、専門家になるために大切なことについて述べた文章を基に、内容を正確に捉え、要点を的確にまとめる力をはかった。

【数学】A、B問題共通で、自転車を並べたときの台数と必要となる駐車スペースの幅に関数関係を見いだし、活用する力をみた。また、図形の計量に関する力など平面図形についての総合的な力を問うた。

【英語】A問題では基礎的な文法や会話表現の理解を中心に問い、B問題では会話文などを題材に、内容を読み取る力や英語で表現する力をはかった。リスニングでは自然な口調で話された英語を聞き、内容を把握する力をみた。

【理科】物理、化学、地学、生物の各分野において幅広い範囲から出題。基礎的な知識とその活用力をみた。また資料を読み取る力、実験結果を分析・解釈する力など、科学的に探究する能力の基礎が身についているかをみられるよう工夫した。

【社会】地理的、歴史的、公民的分野における学習内容を総合的に問えるよう工夫。環境問題への取り組みをテーマに、資料から目的に応じて必要な情報を取り出し、知識と結び付けて理解する力を問うた。

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