北京冬季五輪のフィギュアスケート団体でロシア・オリンピック委員会(ROC)を1位に導いたカミラ・ワリエワのドーピング問題に絡み、大会中にメダルを受け取れなくなった2位米国と3位日本の選手に、国際オリンピック委員会(IOC)が、記念品として聖火のトーチの贈呈を検討していることが17日、分かった。
IOCは大会期間中に団体のメダル授与式は実施しないと決定しており、帰国時にメダルを持ち帰ることができない選手に配慮した措置。ワリエワが、17日にフリーを行う個人種目の女子で3位以内に入った場合もメダル授与式を行わない。
ワリエワのドーピング問題が決着した後に実施される式典の代替地には、メダル獲得国やIOC本部があるスイスのローザンヌが挙がっている。(共同)