オミクロン流行で大学受験 かつてない救済策 慌てず確認を

全国の国公私立大の個別試験が2月に入り本格化。新型コロナウイルスの変異株オミクロン株が若年層でも流行する中、今シーズンの受験では感染のため受験が難しい場合も合格のチャンスがあり、過去に例がない救済策が打ち出された。受験生や保護者は感染に留意しながら本番を迎えることに集中しつつ、万が一のために志望校の動向をこまめにチェックする必要がありそうだ。(大泉晋之助)

受験シーズンはインフルエンザの流行が重なるため、以前からほぼ全ての大学が個別試験の追試や振り替えを設定している。この方針はコロナ禍でも維持され、新型コロナ感染などで仮に個別試験が受けられなくても、慌てずに志望校に相談し、追試などの申請方法を確認する必要がある。

文部科学省は濃厚接触者となった受験生について、PCR検査が受けられなかった場合でも無症状であれば、別室での受験を可能とする通知を各大学に発出。感染拡大による保健所業務の逼迫(ひっぱく)を受けた対応だ。

また、文科省は各大学に、大学入学共通テストの本試験・追試をいずれも欠席した受験生がいた場合「個別試験、調査書などによる合否判定」を要請。大学の個別試験の本試験や追試・振り替えのいずれも受験できなかった場合も「共通テストや調査書などで合否判定」することを検討するよう求めた。

要請を受けて各大学も対応に動いており、東大は今月15日、新型コロナの影響で、共通テストの本試験・追試をいずれも欠席した受験生4人について、東大が個別に行う2次試験を基に合否判定するとの救済策を発表した。

各学部の個別試験がスタートしている早稲田大は、新型コロナ感染などで受験できなかった志願者を対象に共通テストの結果で合否判定を行う「特例措置」を公表。手続きには医師の診断書などを大学に提出する必要があり、申請期間は今月25日までとなっている。

他の大学も同様の特例を打ち出しており、今後、追加の公表がある可能性も。一方、特例の基準を明示せず「個別の問い合わせに対応する」としている大学も多い。

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