国際オリンピック委員会(IOC)のアダムス広報部長は16日、北京冬季五輪のフィギュアスケート女子でドーピング問題が発覚したカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)が15日の女子ショートプログラム(SP)後の記者会見を欠席したことをめぐり、17日のフリーでも「強要は適切ではない。(出席の)可能性は低いと思う」と容認する考えを示した。
会見には通例3位までが出席する。女子SP後には、メディア対応の責任者が「ROCがワリエワを会見に連れてこないことを決めた。メダルが決まる時は出席が求められるが、義務ではない」と説明していた。
ワリエワはミックスゾーンと呼ばれる取材エリアでも待ち構えた大勢の記者には視線を向けず、関係者に付き添われ、無言で通り過ぎた。(共同)