悠仁さま、作文の参考文献「記載漏れ」 指摘に感謝伝えられる

宮内庁
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宮内庁は16日、秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまが中学2年の時に執筆し、自治体のコンクールで佳作を受賞された作文について、参考文献の記載に不十分な点があったと発表した。15日に外部から「参考文献に挙げられていない文献と酷似した表現がある」と宮内庁に指摘があったという。悠仁さまは文献の記載が不十分であったことを確認した上で、指摘に感謝するとともに、宮内庁を通じて必要な部分の修正を主催者に伝えられたという。

作文のタイトルは「小笠原諸島を訪ねて」。悠仁さまが平成29年に秋篠宮妃紀子さまとともに、東京都の小笠原諸島を訪ねた際の思い出を回想されたもので、北九州市が主催する「第12回子どもノンフィクション文学賞」の中学生の部で佳作を受賞していた。宮内庁によると、小笠原の自然について紹介した文章の一部に、参考文献を明記しないまま書籍などから引用している箇所があった。

文学賞を主催する北九州市の市立文学館の担当者は「記載漏れがあったとしても、賞は作品全体を総合して評価したもの。現時点で授与の撤回などは考えていない」としている。

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