4強かけ大混戦のカーリング女子 3チーム以上並んだら、どうする?

14日の韓国戦に敗れた日本の(左から)吉田知那美、鈴木夕湖、藤沢五月、吉田夕梨花=14日、国家水泳センター(桐原正道撮影)
14日の韓国戦に敗れた日本の(左から)吉田知那美、鈴木夕湖、藤沢五月、吉田夕梨花=14日、国家水泳センター(桐原正道撮影)

北京冬季五輪カーリング女子1次リーグは、スイスが16日午前、韓国に勝ち7勝1敗で準決勝進出を決めた。2位には5勝2敗のスウェーデンがつける一方で、4勝3敗の日本(ロコ・ソラーレ)を含めた3位以下が混戦模様だ。同じ3位にカナダ。5位に米国、英国が続く。仮に1次リーグが、勝敗が並んだまま終了した場合には、どのように順位を決めるのか。

2チームが同じ勝敗数なら直接対決の結果で、勝った方の順位が上となる。3チーム以上の勝敗数が並び、かつ直接対決の結果でも差がつかない場合には、各試合前に行った投石が順位を左右する。

カーリングでは試合前、先攻後攻を決めるため各チームの代表2人がショットを放つ「ラストストーンドロー(LSD)」を行っている。ストーンを投げ入れる円「ハウス」中心からの、距離の合計が短かかった側のチームが、先攻か後攻を選ぶ。

1次リーグで3チーム以上の決着がつかない場合には、LSDの数値を使って順位を決める。全試合のLSDの数値で最も悪い数字を除き、ほかの試合の平均値を算出。もっとも小さいチームが順位が上になる。この平均値は「DSC(ドローショットチャレンジ)」と呼ばれている。北京冬季五輪の場合、1次リーグは計9試合。最も悪かったLSDを除いた8試合分から算出するDSCの小さいチームが、上の順位となる。

日本は16日夜の米国戦、17日のスイス戦の2試合に勝てば、上記の手順を踏まず自力で準決勝にコマを進められる。重要な米国戦は午後9時5分から行われる。

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