スノボ女子BAで岩渕4位に「悔しい」 超大技は各国選手称賛

女子スノーボードビッグエア決勝で3本目を飛び手を振る岩渕麗楽=15日、首鋼ビッグエア競技場(桐原正道撮影)
女子スノーボードビッグエア決勝で3本目を飛び手を振る岩渕麗楽=15日、首鋼ビッグエア競技場(桐原正道撮影)

15日に行われた北京冬季五輪スノーボード女子ビッグエア決勝で、前回平昌五輪4位の岩渕麗楽(れいら)(バートン)は166・00点の4位だった。

4位で迎えた3回目。岩渕は勝負をかけた。超大技、斜め軸の後方3回転宙返り「トリプルアンダーフリップ」に挑んだ。一時着地した直後、尻もちをついた。失敗だった。前回平昌五輪から2大会連続で4位に終わった。逆転での表彰台はかなわなかった。

表彰式が行われている時間、岩渕は取材エリアで、涙を流した。「4年前と順位を変えることができなかったのが悔しい。たくさんの方に支えられて来ることができた場所なので、形に残るもので恩返ししたかった」。メダルをつかめず、悔しさを隠せなかった。

試合後、前日の予選で左手の甲を骨折していたことを明かした。痛みと恐怖心を乗り越え大技に挑んだ。「けがより、トリプルをやってみたい。こういう場所でしか気持ち的になかなかできるものじゃない」と決めた。「チャレンジできてよかった」。後悔はない。

3回目を滑り終えると、見守った各国のライバルたちが駆け寄ってきた。挑戦をたたえられ、輪になって抱擁を交わした。「びっくりした。一緒に競ってきた選手。喜んでもらえてよかった」とほほ笑んだ。果敢な挑戦は、深い余韻を残した。(久保まりな)

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