陸自隊員の「過労死」認定 労災まで異例の6年 遺族は提訴

大阪地方裁判所=大阪市北区
大阪地方裁判所=大阪市北区

陸上自衛隊八尾駐屯地(大阪府八尾市)で平成24年、訓練中に心筋梗塞を発症して死亡した1等陸尉の男性=当時(53)=について、死亡から6年3カ月後の平成31年1月に、国が公務員の労災に当たる「公務災害」と認定していたことが15日、関係者への取材で分かった。遺族の代理人弁護士によると、死亡から認定まで6年以上かかるのは異例という。遺族は月100時間を超える残業など過重な勤務が原因として国に約7300万円の損害賠償を求め、大阪地裁に9日付で提訴した。

訴状などによると、男性は平成24年10月29日夜、訓練をしていた日本原演習場(岡山県)のテント内で倒れ、30日に死亡が確認された。27~28日は雨の中、装備品約60キロを持って40~50キロの距離を移動するなど、29日にかけて63時間連続で勤務したとしている。

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