蜷川氏後任、芸術監督の近藤氏が就任会見 彩の国劇場

芸術監督就任に向けた記者会見の後、ポーズをとる近藤良平氏=14日午後、さいたま市中央区の彩の国さいたま芸術劇場(兼松康撮影)
芸術監督就任に向けた記者会見の後、ポーズをとる近藤良平氏=14日午後、さいたま市中央区の彩の国さいたま芸術劇場(兼松康撮影)

演出家の故・蜷川幸雄氏の後任として、彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市中央区)の芸術監督に4月から就任する振付家でダンサーの近藤良平氏(53)が14日、同劇場で記者会見に臨み、劇場の新たなテーマを「クロッシング」(交差する)とする構想などを披露した。

アーティストが分野を横断して交流することを目指し、試みの第1弾として、サーカスやダンスなどを融合させた舞台「新世界」を4月29日に開幕する。近藤氏が演出を、劇作家で演出家の長塚圭史氏が演出補をそれぞれ担当する。

また、アーティストが埼玉県内各地を訪れて地域文化を掘り起こすキャラバン企画「埼玉回遊」を10月以降に始めることも発表した。

近藤氏は、新テーマの狙いに関し「単なるコラボレーションではなく、ジャンルを超えて新たな(芸術の)形が見えるようにやっていきたい」と強調した。県民らに対しては「皆さんと交流しあい、ポエティック(詩的)だが笑っていられるようなこと、真剣に向かい合う時間を繰り広げられたら」と呼び掛けた。

近藤氏は昨年2月に芸術監督就任が決まり、同年4月から「次期芸術監督」として劇場のプログラム策定などに携わっている。(兼松康)

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