北京冬季五輪のフィギュアスケートに出場しているロシア・オリンピック委員会(ROC)の女子選手、カミラ・ワリエワ(15)のドーピング違反問題で、世界反ドーピング機関(WADA)がエテリ・トゥトベリゼ・コーチやチームドクターを調査することが13日、分かった。ロイター通信が報じた。スポーツ仲裁裁判所(CAS)は14日午後、同選手の個人種目への出場可否に関する裁定を発表する。
WADAは16歳未満の選手を、柔軟な対応を取るべき「要保護者」と位置付け、違反の場合は支援スタッフを調査すると規定している。資格停止処分を解除したロシア反ドーピング機関(RUSADA)も同様に調査を始めた。ROCの女子代表3選手は、いずれもトゥトベリゼ氏に師事している。(共同)