悔しさとうれしさ交錯 小林陵、4人目の2冠逃す

【北京五輪2022】<スキージャンプ 男子個人ラージヒル決勝>1回目で142メートルを記録した小林陵侑=12日、国家ジャンプセンター(松井英幸撮影)
【北京五輪2022】<スキージャンプ 男子個人ラージヒル決勝>1回目で142メートルを記録した小林陵侑=12日、国家ジャンプセンター(松井英幸撮影)

悔しさとうれしさが交錯した。12日行われたノルディックスキー・ジャンプ男子個人ラージヒル決勝で、ノーマルヒルとの個人2冠を目指した小林陵侑(土屋ホーム)は好飛躍を2回そろえたものの、金メダルにはわずかに届かなかった。報道陣の前に姿を見せると、開口一番、「難しいですね」と複雑な心境を吐露した。

個人2冠は、過去に欧州の3選手しか達成していない偉業だ。決勝前の試技は136・5メートルの飛躍で1位。決勝1回目も最長不倒の142メートルの大ジャンプでトップと好感触だったが、2本とも140メートル台に載せたリンビクの前に大魚を逸した。その差はわずか3・3点で、飛距離換算で2メートル弱だった。

2014年ソチ五輪で2冠に輝いたストッフ(ポーランド)には「すごく刺激を受けている」。その憧れの存在に肩を並べられる機会を逸した。ただ、手応えもあった。決勝2回目は「ちょっと緊張した」という中で138メートルを飛び、リンビクを抜けそうにないと感じた中でもガッツポーズが出た。「2回ともいいパフォーマンスできた」と、自らの飛躍には納得した様子を見せた。

14日には男子団体が行われ、勲章をもう一つ増やすチャンスが残っている。今回のジャンプ台では好結果を連発しており、期待は膨らむばかり。「みんなそれぞれ課題があると思う。自分のいいパフォーマンスができるようにしたい」。力強く言い切った。(小川寛太)

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