コハクチョウ春を前に北へ旅立ち

旅立ちを始めたコハクチョウ=13日午前、鳥取県米子市
旅立ちを始めたコハクチョウ=13日午前、鳥取県米子市

鳥取、島根両県境の中海一帯で過ごしていた冬鳥のコハクチョウが、本格的な春の訪れを前に北極圏への旅立ちを始めた。観察している米子水鳥公園(鳥取県米子市)によると、日本海を北上し、繁殖地のロシアまで約4、5千キロを旅する。3月下旬までに全ての群れが山陰を離れる見通し。

同園が12日朝、19羽が北東方向へ飛び去るのを今季初めて確認。13日は日の出前から早朝にかけての旅立ちを見守ろうと、約180羽が休む園内で愛鳥家が待ち構えた。静寂の中、1羽が翼を広げて水面を蹴り進むと、仲間も続いて舞い上がる光景が繰り返された。

中海一帯はコハクチョウの国内最南端の越冬地とされ、今季は例年より多い約1900羽が過ごした。北陸や東北で降雪が多く、群れが南下した可能性があるという。

会員限定記事会員サービス詳細