買収指摘「事実に反する」 自民の西田議員、動画で反論

月刊文芸春秋の記事に反論する西田昌司氏(ユーチューブの動画より)
月刊文芸春秋の記事に反論する西田昌司氏(ユーチューブの動画より)

自民党京都府連が国政選挙前に候補者から集めた現金を、組織的に地元議員に配ったとする月刊誌「文芸春秋の報道をめぐり、府連会長の西田昌司参院議員は13日、動画投稿サイト「ユーチューブ」の自身のチャンネルで、報道について「極めて公平性を欠き、事実に反している」として選挙買収の疑いを否定した。

文芸春秋によると、地方議員に配布するための資金を、選挙区ごとに候補者が府連に寄付。候補者が直接配れば公選法が禁じる選挙買収に当たるとして、府連を経由して地方議員に金を渡す形を取り、これを「マネーロンダリング(資金洗浄)」と表現した内部文書もあると報じた。また、一連の仕組みは西田氏の発案とも記載している。

西田氏は政治資金の流れは政治資金収支報告書に記載され、法にのっとって行われていると強調。「候補者は、府連が一致団結して支援しており、買収する動機も必要もない」と反論した。

また、内部文書については「見たことも聞いたこともない。府連に確認したが、存在は確認されなかった」と説明した。

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