スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢は金メダルの感慨をかみしめながら偉業を振り返った。
―スケートボードでの東京五輪出場など前例のない道を進んだ。
「この4年間は今までと別物。なかなか思い通りにはいかない日々が続いて、本当に今までで一番苦しかった。チャレンジャーとして挑んだ立場だった」
―どう乗り越えた。
「自分しかまだやっていないことにチャレンジしたいというこだわりがあった。この挑戦がなければ初心には戻れなかったし、そういう気持ちはすごく大事だった」
―決勝2回目の採点は物議を醸している。
「競技の世界では、高さやグラブ(板をつかむ技)を(数値で)計れるようなものを整えるべきで、選手がリスクを抱えてやっているものに対して、もっとしっかり評価してジャッジするべきだ。全てを計れるような新たなシステムをしっかり(構築)するべき時代になってきたんじゃないか」(共同)