ワリエワ薬物問題、露で波紋「大人が悪い」「挑発」

北京五輪フィギュアスケート団体女子ショートプログラムでロシアオリンピック委員会のカミラ・ワリエワの演技=6日、首都体育館(桐原正道撮影)
北京五輪フィギュアスケート団体女子ショートプログラムでロシアオリンピック委員会のカミラ・ワリエワの演技=6日、首都体育館(桐原正道撮影)

【モスクワ=小野田雄一】北京冬季五輪のフィギュアスケート団体で優勝したロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)のドーピング疑惑がロシアに波紋を広げている。ROCトップは検査の日程に疑義を表明。露インターネット上でも「ロシアへの挑発だ」「大人が悪い」などといった議論が噴出している。

タス通信によると、ROCのポズドニャコフ会長は11日、「昨年12月のロシア選手権時の検体の検査結果がなぜ今になって公表されたのか不可解だ」と指摘。「何者かが競技終了まで検体を保持していた可能性がある」と述べた。

ペスコフ露大統領報道官も同日、「露スポーツ関係者は検査日程に疑問を持っている」とする一方、「露大統領府としてはコメントしない」と述べた。

露インターネット上では「正当な治療薬に微量の違反物質が混入していたのではないか」「彼女の知らないところで大人が飲ませた」「欧米の陰謀だ」などといったコメントが多い。

一方で「過去のドーピング問題で既に制裁下にあるロシアの評価が、新たな薬物疑惑でさらに失墜する」と危惧する声も出ている。

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