フィギュアスケート男子で銅メダルを獲得した宇野昌磨(24)の出身地・名古屋では、ファン10人余りが宇野が行きつけにしている焼き肉店「龍音」に集まり、祈るような表情で演技を見守った。宇野のジャンプが成功するたび大きな拍手が送られ、メダルが決まると「よく頑張った」と健闘をたたえる声が上がった。
「大丈夫」と書かれたお守りを握りしめて観戦した東京都台東区の会社員、内藤多美子さん(51)は「ミスもあったが、演技後の表情を見ると、力を出し切ったんだと思う」と目に涙を浮かべた。
ファンらと共に声援を送った龍音のオーナー、田辺敦洋さん(45)はメダル獲得に「ほっとした」と安堵の表情。「日本に戻って真っ先に来てくれると思うので、大好きな塩タンとロースを用意して待ちたい」と笑顔を見せた。