5~11歳接種「努力義務」対象外 妊婦は適用、厚労分科会

厚生労働省=東京都千代田区
厚生労働省=東京都千代田区

厚生労働省の専門家による分科会は10日、新型コロナウイルスワクチンの接種への協力を求める予防接種法の努力義務規定について、5~11歳の子供を適用の対象外とすることを了承した。妊婦は新たに努力義務を適用する。

予防接種法には「対象者は接種を受けるよう努めなければならない」とする規定があり、努力義務と呼ばれる。新型コロナワクチンでは、これまで妊婦を除く12歳以上を適用の対象としてきた。

この規定は公衆衛生などの観点から接種への協力を求めるもので強制ではないが、5~11歳は感染しても軽症が多いことなどから、分科会では適用に慎重な意見が出ていた。

5~11歳向けには米ファイザー製ワクチンが1月に国内で初めて特例承認された。

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