米ボストン連邦準備銀行は9日、次期総裁にミシガン大のスーザン・コリンズ教授(経済学)を起用すると発表した。就任は7月1日。米メディアによると、全米に12ある連銀で黒人女性がトップとなるのは初めて。
ボストン連銀では倫理的な問題が疑われた金融取引で、エリック・ローゼングレン前総裁が昨年9月に辞任していた。
コリンズ氏は両親がジャマイカ人で、米東部ニューヨークで育った。「物価安定と最大雇用の達成という使命を遂行する」との声明を発表した。
バイデン米大統領は今年1月、ミシガン州立大のリサ・クック教授を米連邦準備制度理事会(FRB)理事に指名しており、上院に承認されて就任すれば黒人女性で初のFRB理事となる。(共同)