大阪でコロナ死者急増 自宅療養中の男性も

大阪府の吉村洋文知事
大阪府の吉村洋文知事

大阪府の吉村洋文知事は10日、新型コロナウイルスに感染後、自宅療養中だった男性2人が死亡したと明らかにした。うち大阪市在住で基礎疾患がない60代男性は救急搬送要請後、入院調整中に容体が急変、1月31日に亡くなった。府内では高齢者らに感染が拡大し、今月1~10日に発表された死者数は182人に上っている。

同市保健所によると、60代男性は1月29日にコロナ陽性と判明。軽症で自宅療養中の翌30日夜に体調不良を訴えた。家族が救急車を呼んだが、37度台の発熱で呼吸が苦しい状態ではなかったため、救急隊員が保健所の医師と協議し、搬送せずにいったん自宅待機となった。入院調整中の31日朝に容体が急変し、病院に運ばれたが亡くなった。

一方、別の80代男性は基礎疾患があり、入院後に症状が快方に向かったため自宅療養に切り替えたが、今月7日に容体が急変し、亡くなった。

府内ではコロナに感染した高齢の入院患者が急増し、コロナの症状が悪化するほか、基礎疾患などが重篤化する事例が目立つ。1月中に発表された死者は56人だったが、今月発表分は10日時点で3倍超の182人。5日時点で死者の約7割は80代以上が占め、60代以上は96%に上る。

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