鉄鋼、重工が労使交渉開始 要求書提出、ベア波及焦点

連合傘下の基幹労連に加盟する鉄鋼や重工大手の労働組合が10日、2022年春闘の要求書を経営側に提出し、労使交渉が始まった。新型コロナウイルス禍が響き、前年は賃上げ機運が乏しかったが、今春闘では日本製鉄を筆頭に各社の経営は改善している。オミクロン株流行など不透明感も残る中、基本給を底上げするベースアップ(ベア)相当の賃金改善がどこまで広がるかが焦点だ。

IHIの労組はベア月額3500円を要求した。ベア要求は2年ぶり。年間一時金(ボーナス)は5・6カ月分を求めた。基幹労連はベアを含む賃金改善の要求として22年度は月額3500円、23年度は3500円以上を基本とする方針を掲げている。基幹労連は2年分をまとめて示しており、業績回復を反映し、20年春闘の要求より500円引き上げ、18年春闘と同水準に戻した。

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