米貿易赤字が過去最大に、2021年 モノは初の1兆ドル超え、輸入増で

【ワシントン=塩原永久】米商務省が8日発表した2021年の貿易統計によると、モノの国際収支ベース(季節調整済み)の赤字額が前年比18・3%増の1兆906億8200万ドル(約126兆円)と初めて1兆ドルを超えた。モノとサービスを合わせた赤字も27・0%増の8591億3300万ドルと過去最大。景気拡大にともなって輸入が増加。エネルギー価格の上昇も赤字額を押し上げた。

新型コロナウイルス禍を受けたオンライン通販の「巣ごもり需要」で、主にアジアから家電や家具などの輸入が伸びた。輸出に算入される観光客のインバウンド消費の低迷もあって、輸入増が輸出の伸びを上回り貿易赤字を広げた。

モノとサービスを合わせた輸出は18・5%増の2兆5285億3700万ドル。輸入は20・5%増の3兆3876億7000万ドルだった。

モノの通関ベース(季節調節前)の貿易赤字額を国別にみると、首位が中国で14・5%増の3553億200万ドル、2位がメキシコで4・8%減の1082億4700万ドル、3位がベトナムで30・5%増の909億6100万ドルだった。4位のドイツまで、前年から順位が変わらなかった。

5位は日本となり、前年の7位から上昇。対日赤字額は7・9%増の601億6300万ドルだった。

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