LNG融通を米大使が歓迎 「緊密な連携の表れ」

米国のラーム・エマニュエル新駐日大使(矢島康弘撮影)
米国のラーム・エマニュエル新駐日大使(矢島康弘撮影)

米国のエマニュエル駐日大使は9日、ウクライナ情勢をめぐり日本政府が液化天然ガス(LNG)の一部を欧州に融通することを決めたことに関し、歓迎の意を表明した。在日米国大使館が文書を発表した。

エマニュエル氏は日本の欧州支援について「バイデン米大統領と岸田(文雄)首相が志を同じくするパートナーと緊密に連携してロシアのウクライナ侵攻を阻止し、共通の価値観を支援する取り組みの表れである」と高く評価した。

欧州では、ロシアによるウクライナ侵攻で米欧が対露制裁に踏み切った場合、ロシアの欧州に対する天然ガス供給が滞るとの懸念が強まっている。

在日米国大使館は「エネルギー供給を武器あるいは地政学的手段として用いることは到底受け入れられない」とロシアを牽制(けんせい)。「日本は米国および欧州のパートナー国とともに毅然(きぜん)とした態度を示し、露骨な力の行使に立ち向かっている」と強調した。今回の日本の対応について「多大な取り組みに感謝する」としている。(坂本一之)

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