西新宿で自動配送ロボ実験 5年中に実用化へ

ティアフォーやKDDIなどが新宿中央公園で実施した自動配送ロボの実証実験。緊急時に備えて支援スタッフが帯同した=1月22日、東京都新宿区(ティアフォー提供)
ティアフォーやKDDIなどが新宿中央公園で実施した自動配送ロボの実証実験。緊急時に備えて支援スタッフが帯同した=1月22日、東京都新宿区(ティアフォー提供)

自動運転システム開発のティアフォー(名古屋市)やKDDIなどは9日、東京都新宿区西新宿で実施してきた自動配送ロボットの実証実験結果を発表した。第5世代(5G)移動通信システムを活用した遠隔操作技術の実証に成功。ティアフォーの田中大輔最高執行責任者(COO)は、公道での自動配送を可能にする関係法令が令和4年中に整備される見通しであることから、5年中の実用化を目指す考えを示した。

実験は1月22日から今月10日まで実施。ロボットは川崎重工業が開発した。積載容量は30キログラムで縦横高さの合計が80センチの段ボール箱を6個積める。遠隔地からの操作で重要となるロボットのカメラからの高画質映像の送信には、KDDIの5G移動通信システムを活用した。また、衛星利用測位システム(GPS)による位置測位を補正する同社の技術も活用し、誤差の少ない自動配送を可能にした。

実験は新宿中央公園など歩行者の多い場所で行われたため、人の飛び出しなどがあった際に自動停止する機能も確認したが、安全を重視してスタッフがロボットの後ろを帯同した。

田中氏は実用化の際には収益化も課題となるとして、「ロボットに警備や広告の機能も付加していきたい」と述べた。(大坪玲央)

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