財界セミナー閉幕 昨年超える参加者 万博へ関心高く

大賞を受賞したサラヤの更家悠介社長(左)と松本正義関経連会長=9日、大阪市北区のNCB会館(南雲都撮影)
大賞を受賞したサラヤの更家悠介社長(左)と松本正義関経連会長=9日、大阪市北区のNCB会館(南雲都撮影)

関西の経済界トップや学識者らが一堂に集まり、企業の経営課題や経済政策について議論を交わす「第60回関西財界セミナー」が9日、2日間の日程を終え閉幕した。新型コロナウイルス禍を受け、昨年に続いてのオンラインでの開催となり、参加者は、昨年の542人を上回る571人に上った。準備が本格化しつつある令和7年開催予定の大阪・関西万博などが主要議題で、企業関係者らの関心の高さが伺えた。

万博やコロナ禍、脱炭素などをめぐり議論した6つの分科会は9日、それぞれの議論を総括した。大阪・関西万博をめぐり討議した第1分科会の村尾和俊議長(NTT西日本相談役)は「(経済界は)チャレンジ精神を持って、未来社会の実現に向けた取り組みを推進していく」とする総括を発表した。

閉幕に合わせて発表された主催者声明では、関西経済同友会の生駒京子代表幹事が「万博を一過性のものに終わらせず、わが国の持続的発展の跳躍台としなくてはいけない」主張した。

9日にはまた、優れた技術やビジネスモデルを持つ企業や個人などを表彰する「関西財界セミナー賞」の受賞者が発表された。大賞には、自然由来の環境にやさしい洗剤や消毒液などを製造・販売するサラヤ(大阪市東住吉区)が選ばれた。新型コロナ禍を受け、自治体や大学などに消毒剤を寄付するといった社会貢献活動が評価された。

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